龍短歌会 令和4年全国大会
―石見に柿本人麻呂をたどる旅―
日 程 2022年10月30日(日)・31日(月)
旅 費 40000円~43000円(参加人数により変わります)
申 込 2022年9月30日(金)
振替用紙に参加者氏名を記入し、申込金5000円×人数分を振り込んでください
振 替 01340-5-106796 龍短歌会全国大会事務局
担 当 葦の会龍短歌会代表・川上安代
企画運営委員・小見山泉
問合わせ 090-6558-3915(小見山)
旅 程 1日目
8:30 岡山駅出発 【浜田市】千畳苑(昼食)/伊甘神社/石見国分寺跡
【江津市】澤潟久孝揮毫碑/石見大崎鼻/人丸神社/都野津柿本神社/真島
【益田市】荒磯館(宿泊)・石見神楽鑑賞
2日目
【益田市】鴨嶋/雪舟庭園・医光寺/高津柿本神社/万葉公園/戸田柿本神社
人麻呂遺髪塚
【津和野】松韻亭(昼食・解散式)/殿町通/太鼓谷稲成神社/森鴎外旧居 19:30岡山駅着
*今大会は龍短歌会会員に限らずご家族・ご友人も参加できます。
詳細はお問い合わせください。
龍短歌会 2022年度 初夏の短歌講座
コロナ禍により、昨年一昨年は中止のやむなきに至った初夏の短歌講座を、今年度は実施することができました。午前中に、兵庫県立南但馬自然学校学長・兵庫県立大学名誉教授 服部保先生の「万葉集の植物、特にチガヤについて」という題名でのご講演をいただきました。万葉集に詠まれている植物は148種、1655首あること、チガヤは歌数の多い植物であること、万葉集には、ち(茅)・ちがや・あさぢ(浅茅)・とま(苫)と、128首に30回も詠まれていること等。引き続き、「新春の集い」での実施予定でありましたが、延期していた令和3年度の龍賞・新人賞・服部忠志賞・詞林賞の表彰式、歌集出版のお祝いの式を実施しました。
お祝いを受けられた方は以下の通りです。
・龍 賞・・・綱島麗子 二司能林
・新 人 賞・・・小倉香苗 川上安代
・服部忠志賞・・・武内重子 五味和美
・詞 林 賞・・・中西嘉津子
・歌 集 出 版・・・大谷恵美子 大森智子
午後1時から、初夏の短歌講座の分散会をしました。あらかじめ出詠されていた詠草は約80首、講座に参加された方は8班に分かれて詠草の歌評・感想を述べ合い、各班の代表がそれらをまとめて発表しました。
坂本代表選の詠草は次の7首です。
・爪の半月白き指もて家持も手折りしかこのかたかごの花(井関古都路)
・丸干しとなりても背には海原の青き色見するうる目いわしは(倉田節子)
・倒木に塞がれ人も通らねばこの山道も山に還らむ(小倉香苗)
・鮨詰めの電車の中で背後からつむじの渦を確かめてをり(太田結)
・縦横の脳の画像のいづこなるわが悲しみや愛の記憶は(大森智子)
・要介護の夫が描く円いびつなり「さよなら三角またきて四角」(和田登紀子)
・千切れたる雲さへ夕日は染めあげる空に散り敷く花びらのやう(毛利智恵子)